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シリーズ看護の知

乳がんの受診が遅れた理由 NEW

異変に気づいた女性たちの語りから

  • 大城真理子 著
  • A5 136ページ (判型/ページ数)
  • 2026年08月発行
  • 978-4-8180-2991-0
本体価格(税抜): ¥3,500
定価(税込): ¥3,850
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量的研究と質的研究により、乳がんの受診が遅れるという現象を現実に即して理解します。

乳房の異変に気づきながらも、すぐに受診できない女性たち。彼女たちは、何を感じ、どのような選択をしてきたのでしょうか。量的研究と質的研究を組み合わせた混合研究法により、受診が遅れるという現象を現実に即して理解します。すぐに受診した女性と受診が遅れた女性、それぞれの語りを分析し、その社会的要因について考察します。


第1章 乳がんの受診が遅れることの背景にあるもの
 1 乳がんを取り巻く現状
 2 受診が遅れることの意味
 3 なぜ遅れてしまうのか:受診を阻む要因

第2章 データが語る「すぐに受診できなかった理由」
 1 沖縄県内での調査
 2 受診が遅れた主な理由
 3 受診に時間を要した人に特有の考え方
 4 受診行動に見られた違い
 5 何が受診を促したか
 コラム 受診をためらう心の背景~否認と孤立、恐怖の向き合い方~

第3章 語りが教えてくれた、受診を「選べなかった」人たち
 1 支えてもらえなかったミホさん[50代]
 2 周りに迷惑をかけたくなかったツヤコさん[60代]
 3 痛みはあったが、乳がんだとは思っていなかったケイコさん[60代]
 4 出たり消えたりするしこりを、そのままにしていたサチさん[60代]
 5 仕事を辞めて検診から遠のいていたトモコさん[60代]
 6 1年近く黙っていたヨウコさん[60代]
 コラム 所得格差と受診行動~背景に応じた支援の必要性~
 7 生きていれば、それでいいと思っていたナオミさん[50代]
 8 生きることに精一杯だったキョウコさん[60代]
 9 小さな島で暮らしていたハルミさん[60代]

第4章 異常を見つけてすぐに受診した女性たち
 1 気づいたその日に受診したアキコさん[50代]
 2 娘の一言が背中を押したマサエさん[60代]
 3 「何かおかしい」を信じたリエさん[40代]
 4 娘の結婚式を迎える前に受診したユキさん[50代]
 5 多忙な毎日の中で受診につながったサオリさん[40代]
 6 葉書をきっかけに受診したカズコさん[60代]
 7 役所の窓口で後押しされたヒロミさん[50代]
 8 支援を受けながら選択を重ねたナツミさん[50代]
 9 自己チェックと職場健診を続けていたノリコさん[50代]
 10 確かな診断を求めたチエさん[50代]
 11 しこりへの不安を抱えたサトミさん[40代]
 12 検診での指摘を受け止めたフミさん[70代]

第5章 受診を左右したもの――語りの比較から
 1 物語から質的データへ:本章の視点
 2 乳腺外科を受診するまでの過程
 3 受診を左右した要素:語りの比較から
 4 受診につながった要素:動き出したきっかけ
 5 受診の分岐点としての「相談」

第6章 寄り添う力を育てる――語りから広がる地域支援
 1 活動者育成の始まり:島嶼の乳がんサバイバー支援の背景
 2 支援が育つ道筋:3段階でみるプロセス
 3 ピンクリボンアドバイザー育成の展開
 4 学びが支援に変わるとき
 5 地域に根づく支援の意義と今後の展開
 コラム 病院に行きたくても行けない~島嶼に暮らす乳がん患者の現実~

第7章 現状を踏まえて、支援をどう考えるか
 1 支援はどこにかかわり得るのか
 2 支援が地域の中で機能するために
 3 医療者はどこに立つべきか
 4 今後の課題と展望

Appendix 混合研究法を用いた研究の道筋
 1 見えない現象を明らかにする研究への挑戦:理論的枠組みの位置づけとその再構成
 2 研究目的とリサーチクエスチョン
 3 混合研究法
 4 研究方法

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