看護小規模多機能型居宅介護は、介護保険法に基づくサービスとして2012年に創設され、15年目となりました。2040年に向けて、医療ニーズの高い中重度要介護者の在宅療養の継続を支えるために、最も期待されるサービスの一つですが、人材確保や経営の難しさから設置が十分に進んでいない状況です。
本特集では今後の設置推進や、今ある事業所のさらなる役割発揮に向けて、課題解決の方策を考察します。〈総論〉では、2040年の医療・看護の姿や看多機に期待される役割、設置推進や役割発揮に向けた日本看護協会の取り組みを解説するとともにコラムにおいてあらためて「看多機とは何か」を示します。〈解説〉では日本看護協会が実施した「令和7年度厚生労働省老人保健健康増進等事業看護小規模多機能型居宅介護の役割と設置促進に関する調査研究事業」の概要や結果について説明します。最後に〈報告〉において4つの看多機の好事例を紹介します。
Feature for Managers
交代制勤務を行う看護師の仮眠を科学する
【Feature for Managers】では、看護管理者が知っておくべき看護管理の基礎知識や最新情報を、毎号テーマを変えてわかりやすくお届けします。
医療現場では夜勤が避けられない一方で、夜勤中の仮眠は「忙しくて取れないもの」「個人の工夫に委ねられるもの」として扱われがちです。しかし、仮眠不足は集中力や判断力の低下、医療安全上のリスク増大、看護師の心身の疲労蓄積などにつながることから、看護師個人の問題とせず、組織全体の課題として捉える必要があります。本企画では、〈理論編〉と〈実践編〉を通して、夜勤と仮眠を科学的に理解し、仮眠を確保する意義を明らかにするとともに、看護管理者が実践できる仮眠支援のマネジメントについて提案します。