ナーシング・トゥデイ

2008年12月号（Vol..23,No.14）

A4変 88ページ (判型/ページ数)
2008年12月発行

手術創・医療器具挿入部の感染防止

正常な皮膚はそのバリア機能により、微生物の侵入・増殖を防いでいます。手術や医療器具の挿入は、この皮膚バリア機能を障害し微生物の侵入を容易にしてしまうため、手術創や医療器具挿入部の感染防止対策が重要となります。一方、消毒薬には毒性があるため、創部や挿入部の消毒は不要という場合もあります。本特集では、手術創・医療器具挿入部の基本的な感染予防対策とケアのあり方、トラブル時の対処方法、臨床現場での疑問について解説します。

特集２：

キャリア選択を成功させるために

業務や職場にも慣れ一人前に活躍できるのが卒後5年目前後。多くのナースが、今後の方向性やチャレンジしたい資格について考え始める時期でしょう。では、そのための準備や学び、情報収集は、どのように進めればよいのでしょうか？
本特集の院内制度の活用法や先輩の体験談を、ぜひキャリア選択の参考にしてください。

◆特集1
「いつもと違う！」に対応する
手術創・医療器具挿入部の感染防止

手術創・医療器具挿入部の感染防止に必要な基礎知識／高岡みどり

各論
1手術創の感染防止／黒須一見
2中心静脈カテーテル挿入部の感染防止／桃井祐子
3ドレーン挿入部の感染防止／中村貴枝子
4胃ろう・腸ろうカテーテル挿入部の感染防止／深尾亜由美
5気管カニューレ挿入部位の感染防止／塚田真弓

◆特集２

キャリア選択を成功させるために

◆topics

・「揺らぐ患者と医療者の関係に処方箋はあるか」／柳屋有里
・「闘病体験を役立てる」／和田ちひろ
・「ストーマとともに生きる若い女性オストメイトたち」／望月聡子

◆連載

・グラフ：窓
　「東京医科大学病院」
・グラフ：同期ナース─3人それぞれの道［最終回］
　「1982年、東京警察病院」
・認定看護分野のトゥデイズ・ケア
「小児救急看護 / 認知症看護」／西田志穗・藤井優子

・皮膚・排泄ケア最前線
「褥瘡2ケアの実際・　陰圧閉鎖療法を行った褥瘡の場合」／大塚眞由美
・新薬の光と影
「アイセントレス錠（R）［ HIV感染症］」／中原保裕・中原さとみ
・最新研究レビューの要点
「がん治療を行う患者の倦怠感に効果的な看護援助とは？」／酒井禎子
・注目の医療最前線
「高度耐性菌の出現と抗菌薬の適正使用」／知覧俊郎
・アメリカ医療・看護最新事情
「医師作家たち」／スザンヌ・ゴードン
・行ってきました、専門外来［最終回］
「若年性アルツハイマー病外来」
／順天堂大学医学部附属順天堂医院メンタルクリニック
・一歩すすめば。［最終回］
／性暴力被害者支援看護職（SANE）の三田村博子さん
・リレーエッセイがんとともに生きる
「知ることの苦痛を緩和するクスリとは」／天野慎介

・［PR］『シミュレータを活用した看護技術指導』発刊記念特別記事　No.2
・Book Review／石川れい子
・ニュースダイジェスト
・読者からの手紙
・控え室でつぶやいて
・ナースるりかさん／いしはらりえこ
・総目次

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