- 1999年12月発行
- 978-4-8180-0729-1
本体価格(税抜): ¥6,873
在宅療養の基盤整備に伴い、医療依存度の高い人々の在宅療養者が増加しています。このような場合、看護には、療養者・家族の意思を尊重しながら、療養者の健康状態を把握し、悪化や合併症を予防しつつ、残存機能を最大限活かすこと、チームで協働していくことなどが求められます。
この巻では、人工呼吸器を装着した筋萎縮性側索硬化症の在宅療養者の事例をモデルに、安全で質の高い在宅療養生活を支える看護の役割や用いる技術、特に、今回は、宿泊旅行に同行し、日常生活における確実な看護サービスが外出を可能にしていること、また、生活範囲の拡大によって自宅とは異なる環境下での在宅看護技術が必要とされていることを解説します。