- 河村貞枝・出島有紀子・岡田 実・喜多悦子・矢口朱美・佐々木秀美・五十嵐 清 著
- 四六 152ページ (判型/ページ数)
- 2021年05月発行
- 978-4-8180-2339-0
本体価格(税抜): ¥1,700
伝統的な慣習や社会規範が色濃く残っていたヴィクトリア朝時代。「女性」というだけで社会で活躍する機会がないことに絶望していたナイチンゲールは、長い苦闘の期間ののち、男性に隷従しない女性のあり方・生き方を問い、自ら行動を起こして「看護」を専門職へと高めました。一方、彼女は当時イギリスで盛んだったフェミニズム運動とは距離をおき、批判さえしています。ナイチンゲールは「フェミニスト」だったのでしょうか? 看護・医学、英文学、文化史、人道研究などの専門家がナイチンゲールと彼女をめぐるジェンダー論について考察しました。